Ukulele Orchestra of Japan 団員リポート

公演リポートコーナーについて Ukulele Orchestra of Japan Report

ようこそ!ウクレレ・オーケストラ・オブ・ジャパン公演リポートコーナーへ!このコーナーでは、ウクレレ・オーケストラ・オブ・ジャパンの公演の様子を、団員リポーターがご報告していきます。アルバム風のイベント報告のページとは異なり、団員一人ひとりの気持ちや想いをのせ、団員リポーターの視点から、コンサートやイベントの様子をお伝えしていきます。イベント報告と合わせてご覧ください。

公演リポート vol.3 Ukulele Orchestra of Japan Report

●2010年12月12日(日) アムラックスホール(池袋) その2●

ウクレレを習い始めて約7年。

定年後の趣味の準備として軽い気持ちで始めました。 新米?レポーターのPierreです。ウクレレオーケストラオブジャパンのオーディションをきっかけに、ウクレレを中心とした生活が始まりました。私にとってウクレレは、それを取り囲む素晴しい人達との出会いをさせてくれる魔法の楽器です。2010年もいろんなことがありましたが、全ての出会いに感謝しようと思います。

すでに、第1回公演についてレポートされていますが、今回はその続き第2回公演の模様をレポートしたいと思います。第1回公演を終えた団員たちは、次の準備に余念がありません。控室では演奏の細かい表現についてミーティングが行われ、 入場直前の舞台袖での会話も、互いの演奏に対するアドバイス、間違えやすい部分の確認など、本番に向けた団員の意気込みを感じるものでした。

さあ、第2回公演の始まりです。客席は暗くお客様の顔はほとんど見えませんが、これから始まる何かを期待しているように感じます。そんなお客様の雰囲気を感じつつ、団員たちはアンサンブルを気持ちよく聞いてもらおうと気を引き締め、席に着きました。続いてキヨシ先生が、いつものおどけたギャグで入場。会場の厳粛な雰囲気の中ギャグはあまりウケませんでしたが、団員たちをリラックスさせることには成功したようです。

前半は静かな曲が続き、指揮者に意識を集中した慎重な演奏となりました。逆に後半のノリのよい曲ではその反動からか心も体も揺れ動いて、楽しく演奏できたと思います。舞台上は照明がまぶしく、客席の様子は良く見えませんでしたが、お客様も一緒に楽しんでスウィングしている雰囲気を感じることができました。

アンコールでは初の試み、キヨシ先生率いるウクレレスイングギャング、ギター小林なおさんと、ウッドベース阿部恭平さんとのセッションです。UOJがウクレレ以外の楽器と合わせるのは初めてでしたが、音域の異なる楽器と一緒に演奏することの楽しさを感じました。後日、知人からのメールにもウクレレの多様性を感じさせるコンサートだったとのこと、演奏を聞いて大変感動していたようです。

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演奏した39名の団員一人一人を紹介し、お客様からも激励の拍手と歓声をかけていただき、客席と舞台との一体感を感じつつコンサートは無事終了しました。お見送りのときには、お客様はコンサートの興奮を直接伝えたかったのでしょう。知り合いの団員を見つけると大勢のお客様をかきわけて、コンサートへの賛辞と感動の言葉を伝えるのでありました。

お客様のお見送りも終わって興奮もさめやらぬ中ですが、機材の発送時間のリミットが迫っています。気持ちを切り替えて、急いで撤収作業。作った当初はピカピカだったオレンジの譜面台もだいぶキズやヨゴレがついてきました。たくさんの練習、公演をともに乗り越えてきた証です。次の公演に向けて大事に梱包して発送準備は完了。後は郵便局に持って行くだけです

21時02分 キヨシ先生の解散宣言とともに、団員たちは夜の池袋の街へ消えていくのでありました。お客様と感動を共有できた達成感により、1日2回公演という長丁場の疲労は吹っ飛んでしまったようです。今日一日、頑張ってくれたウクレレ達にも感謝です。

コンサートの運営を手伝ってくださったスタッフの皆様、お疲れ様でした。
キヨシ小林&ウクレレ・スィング・ギャングの皆様、初めてのセッション、緊張しましたが楽しかったです。
コンサートを観に来て下さったお客様、本当にありがとうございました。
そしてこのレポートを見て下さっている全ての方々に、メリークリスマス!

Reported by Pierre

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